AttilaTaroの日記

その日聴いた音楽などの記録

2021ベスト補足

先日の2021年ベスト記事に入れなかったが、やっぱり入れればよかったと公開している音源を紹介します。

Hawo Beats, 3ch, Monyhorse - Hungry

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YENTOWN所属のラッパー、Monyhorseはトラップ系のトラックも多いのにどこかゆるい雰囲気を感じさせるのが好きだ。2019年の『TBOA JOURNEY』はどっちかというと好きな曲がいくつかあるという印象だったが、今回はアルバム全体通して素晴らしい。結構こういうスタイルのラップだと、アルバム中盤で中だるみしてしまう場合があるんだけど、このアルバムはその弱点をうまく克服していると思う。単体で聴いても素晴らしいんだけど、曲間の繋ぎがすごくスムーズで、アルバム全体で山あり谷ありの起伏をすごく自然に表現している。序盤の「Do It」でぐっとアクセルが入って、中盤の「So Good」で一気にメロウに幸福に発散していく流れが非常にいけてると思う。この多幸感がたまらない。そしてリードトラックの「料理」に繋いで行って、Elle Teresaとフィーチャリングした「I like」でリフレインする…ラップのアルバムでここまでアルバム全体の流れがしっかり練られているものってあまり思いつかない気がする(どうでも良いけどこの前のあらびき団にエルテレサ出てておもろかった)。ラップのスタイルも完全に独自で自由自在に炸裂してる。

 

↓インタビュー。私生活もゆるい(金はどうしてんだ)。

https://www.gqjapan.jp/culture/article/20200615-a-day-in-the-life-of-mony-horse

 

C.O.S.A. - FRIENDS & ME

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これも素晴らしい。愛知県知立出身のラッパーC.O.S.A.の7曲入りEP。『Girl Queen』や『Chiryu-Yonkers』でのシリアスかつスタイリッシュな楽曲群は好きだったが、この音源ではさらに進化してる。とにかく一つ一つのリリックが体感として聴いていて気持ち良すぎる。個人的に、前までの彼の楽曲については、シリアスすぎる曲とメロウ過ぎる曲に分かれる部分があり、温度感についていけないところがあったのだがこのアルバムでは客演が多いこともあってか押し引きのバランスが神がかっていると思う。冷めつつ燃焼しているという雰囲気があって感服してしまった。特に「Twinz」はある意味彼の一番のマスターピースなのではと思われるくらい歌詞と客演とトラックと全てが完璧だった。

 

↓ライブ動画。最初おもろい

www.youtube.com

 

おまけ

最近のベストソングはこれです。とにかくカッコいい以外の言葉がない。

OVER KILL - HAHAHAHA Feat. JINMENUSAGI & SANTAWORLDVIEW

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最後のアウトロのとこちょっとAttilaっぽい(まぁAttilaの方が逆にトラップ的な手法を取り入れてるんだろうけど)