Deftones - White Pony (2000)
Deftonesが2000年にリリースしたロック界に残る大名盤の1つ。最近また聴き直してる。
前作まではニューメタルの系譜を継いでいたと思われた彼らが、圧倒的な解像度で静謐かつ激しさの混じる独自の音楽を結実させたもの。個人的に、「Back to School」が1曲目に入ってるバージョンが好きだ(版によってはいきなり「Feiticeira」から始まったりするのだが)。清潔さと轟音をこれ以上ない形で両立させた革命的なトラックである「Digital Bath」や、ゴリゴリの「Elite」など振れ幅は大きい。Toolのメイナードがゲストボーカルをとる「Passenger」も妖しい魅力が光る。
のちのちの『Deftones』『Diamond Eyes』といった作品群も良いですが、このアルバムは原点にして彼らの美意識が最も感じられる作品ですね。