2021-10-21 Carcass - Surgical Steel (2013) 音楽 リヴァプールの残虐王Carcassの復活作。メロディックデスメタルのマスターピースを作り上げメタル界に伝説を残しながら解散した彼らが再結成を経て作成されたアルバムとなる。 このアルバムが発売された当時は学生で、まだBURRRNとかを読んでいた時期であった。その中ではあのCarcassが再結成、しかもアルバムをリリースするということでかなりセンセーショナルに取り沙汰されていたのだが、自分はCarcassというバンドのを通過しておらず、その凄さも実感できていなかったため、何か大変なことが起こってるんだなあという漠然とした感想を抱いていたことを覚えている。 改めてこのアルバムを聴いてみると、一曲目のイントロで完全にアクセルが全開になっていて、1発で「復活」を実感させる雰囲気に仕上がっていることに驚く。全ての楽曲が『Heartwork』の時かそれ以上のテンションを弾き出しており、何も言うことがないという気持ちにさせる。高く上がったハードルを全力で超えてきたことに多くの者が涙したであろうアルバム。 2曲目の「Thrasher's Abattoir」のイントロ、ブラスト、ソロ、速さ全ての完璧さがすごい。いや、全ての曲が完璧なんですけどね。